ラマン分光による高度好塩菌のタンパク質分析
ラマン分光法は,タンパク質の分子構造を調べる方法として非常にすぐれた特徴をもつ.それは励起波長を変化させると,タンパク質の部位特異的な構造情報を選択的に観測できることである.また水溶液でも測定ができ,非破壊,非接触で分析できるため,生体にも適用できる.本研究では生きた高度好塩菌の構造解析を目的として,ラマンスペクトルを測定し,細胞膜に存在するタンパク質を分析している.
図1は可視ラマンスペクトル測定光学系を示す.光学系に顕微鏡を組み入れて微小部分析を可能としている.図2は光学顕微鏡システムの写真である.

図1
