OKADA-SHUDO Lab.
岡田研究室の研究概要

バイオ・ナノフォトニクス

塩濃度の高い環境で生育する高度好塩菌の細胞膜には,光合成をする光受容タンパク質が存在します.動物の視物質ロドプシンと類似していることからバクテリオロドプシンと呼ばれています.視物質と同様に,室温で光子1個に反応する高い量子効率を示し,輪郭検出や動画検出といった視覚情報処理機能をもっています.本研究室ではバクテリオロドプシンをそのまま用いて光検出器,位置検出素子,視覚ニューロンを模倣した画像フィルター等を作製し,応用研究を行っています. バクテリオロドプシンや導電性ポリマーのインクジェット印刷や,カロテノイドを用いた有機薄膜太陽電池の作製にも取り組んでいます.


・視覚機能をもつ光検出器
・大型光位置検出素子
・視覚受容野型画像フィルター
・導電性ポリマーと組み合わせた全有機光検出器
・カロテノイドを電子ドナーとして用いた有機薄膜太陽電池